熱帯魚を飼って見たいけど難しいんじゃない?
そんな悩みから初めの一歩が踏み出せない初心者の方は多いはずです。
水中の自然を表現するような”壮大な世界のアクアリウム”を造るのは無理にしても、
”ちっちゃい世界のアクアリウム”なら簡単です。
まず、そこから楽しんで見ましょう。
初心者の方が熱帯魚を飼うときに気をつけたいのは、飼育に手間が掛からない魚を選ぶこと。
では、飼育に手間が掛からない魚ってどれ?
あなたにおすすめしたい熱帯魚を分かりやすくランキングでご紹介していきます!
初心者の方でも飼いやすい熱帯魚のポイントはこちら。
①水温や水質の適性
熱帯魚にはそれぞれ適している水温や水質があります。
水温や水質に敏感な魚を飼うのは難しいのでやめておきましょう。
②気性
2種類以上の魚を飼うときは気性が問題となります。混泳させても喧嘩しないような気性の優しい魚が良いですね。
気性の荒い魚は植えた水草を引っこ抜いたりもします。これマジで頭にきます!
③体長
魚はとうぜん成長をしていきます。水槽のサイズに合わなくなるほどたくさん入れちゃうと景観に合わなくなり後悔することになります。
どの程度の大きさまで育つのかを頭に入れて後々のバランスを考えましょう。
それなりに水槽の手入れは必要なのですが、なるべく気を使わずに楽しめる可愛い魚たちですよ♪
私も全て飼ったことがあるのですが、おすすめするならこの順番かな?
第1位 ネオンテトラ
熱帯魚の入門版として多くの人に知られているポピュラーな種類です。
飼育が簡単で初心者でも手軽にチャレンジできるので、やっぱりおすすめの第1位。
群泳している姿はキラキラしてとても綺麗ですよね。
ライトに照らされるとその名の通り”ネオン”のような鮮やかさが見る人の目を釘付けにします。
飼いやすさのポイント
水温や水質
水温は20~28℃と幅広く対応できて、水質は弱酸性~中性を好みます。
水質にうるさくなくとても飼いやすい魚です。
気性
性質は温和なので混泳に適しています。
しかし、混泳させる魚はおとなしい個体を選びましょう。
体長
体長は最大となって4cmくらいでしょう。
こんな所がおすすめ!
キラキラして綺麗で可愛い!
水草や流木にも馴染んで水槽全体がアートになります。
初心者がアクアリウムを始めるときに水槽に入れる熱帯魚ならネオンテトラでしょう。
飼いやすさと見た目の綺麗さは鉄板。
第2位 アフリカン・ランプアイ
体の色は地味なんですが、目だけが青く光っているのが特徴的です。
飼育のしやすさから初心者におすすめ。
ライトアップさせると群泳している”ランプアイ”がキラキラしてとても綺麗で可愛いですよ。
成長するとヒレが黄色く色づき、オスは長く伸びてさらに美しい姿となります。
飼いやすさのポイント
水温や水質
水温は23~27℃、水質は弱酸性~中性を好みます。
若干水質の変化に弱いので高水温には注意。
気性
性質は温和なので混泳に適しています。
しかし、混泳させる魚はおとなしい個体を選びましょう。
体長
体長は最大となって3.5cmくらいでしょう。
こんな所がおすすめ!
アフリカン・ランプアイの目立つところは”青く光る目”だけです。
でもそれが逆に水槽を引き立たせたりするんですよね。
水草や流木を引き立たせたり、シュリンプ(エビ)なんかもいい感じに目立たせます。
主役と言うよりは、水槽全体を構成するための脇役的な感じかも知れません。
第3位 カージナルテトラ
同族のネオンテトラににていますが、赤いラインが頭まで届いているのが特徴です。
弱酸性の水質で飼育するとさらに美しい発色を見せてくれますよ。
派手な色彩に加えて個体もネオンテトラより少し大きめなので、水槽をより目立出せたいときはカージナルテトラを選びましょう。
初心者でも安心して育てられます。
飼いやすさのポイント
水温や水質
水温は20~28℃と幅広く対応できて、水質は弱酸性~中性を好みます。
水質にうるさくなくとても飼いやすい魚です。
気性
性質は温和なので混泳に適しています。
しかし、混泳させる魚はおとなしい個体を選びましょう。
体長
体長は最大となって4cmくらいでしょう。
こんな所がおすすめ!
ネオンテトラよりも派手なカラーがお望みならカージナルテトラがおすすめです。
体長も少し大きいし、赤いラインもしっかりしているのでメリハリがあります。
水草など少なめだったり、大きめの水槽でアクアリウムを始める場合におすすめします。
第4位 グッピー
”グッピーに始まり、グッピーに終わる”と言われるほどの熱帯魚の代表的な種類です。
それぞれが特徴的なカラーとなるのが魅力なんですよね。
例えて言うと”錦鯉”のようなものかもしれません。
水槽をカラフルに染めてくれるのも良し。繁殖させて”進化”を楽しむのも良し。
初心者でも育てやすい種類です。
飼いやすさのポイント
水温や水質
水温は20~28℃と幅広く対応できて、水質は中性~弱アルカリ性を好みます。
水質の悪化や低温に強いのですが、酸性の水は好みません。
気性
性質は温和です。
混泳は体長が同程度で中性付近の水質を好む種類と可能です。
体長
体長はオスが3~4cm、メスが4~6cmが最大です。
こんな所がおすすめ!
ひらひらと優雅に泳ぐ姿とキレイな色合いが、見ている人の心を和ませてくれます。
カラフルさが特色なので、水槽内の水草などは控えめにしたほうが良さそうです。
グッピーの姿を楽しみたい、繁殖させて自分好みの究極のカラーを生み出したいって方におすすめ。
第5位 エンゼルフィッシュ
熱帯魚といえばエンゼルフィッシュを思い浮かべる人も多いでしょう。
優雅な姿をしたエンゼルフィッシュを飼うのが憧れって思う人も多いんじゃないでしょうか。
ひらひらと大きなヒレで泳ぐ姿が”天使”に例えられたことから付けられた名前と言います。
見ていて本当に様になる熱帯魚ですね。
飼いやすさのポイント
水温や水質
水温は22~32℃とかなり幅広く対応できて、水質は弱酸性~中性を好みます。
気性
見た目に似合わず気性は荒いほうですので混泳には気を配る必要があります。
長いヒレをかじる種類とは無理ですし、小型の魚は食べられてしまう危険性があります。
同じエンゼルフィッシュでも力関係が弱い個体には攻撃をするので、そんな場合は隔離してあげなくてはいけません。
体長
体長は最大となって12cmくらいでしょう。
こんな所がおすすめ!
いかにも熱帯魚って感じの堂々としたフォルム!見ごたえがあります。
エンゼルフィッシュってほんと綺麗で絵になりますよね。
初心者で熱帯魚中心に楽しみたいならエンゼルフィッシュがおすすめ!
でも、水草を抜いたり、他の魚と喧嘩したりするので、水草を中心としたアクアリウムや他の魚の混泳は避けたほうが良いですよ。
第6位 プラティ
様々な色合いと愛嬌のある姿が人気の熱帯魚。
どことなく金魚に似ていますが、実はメダカの一種なのだとか。
飼いやすさや繁殖のしやすさから愛好家が多い品種です。
原種は尾びれの付け根に三ヶ月の模様があることからムーンフィッシュとも呼ばれています。
飼いやすさのポイント
水温や水質
水温は20~28℃と幅広く対応でき、水質は中性~弱アルカリ性を好みます。
気性
個体によっておとなしい場合と、気の荒い個体があるので様子を見る必要があります。
同種同士でも喧嘩を喧嘩をする場合は隔離することも考えましょう。
体長
体長は最大となって4cm~6cmくらいでしょう。
こんな所がおすすめ!
プラティは繁殖が比較的容易なことから愛好家に人気があり様々な品種が存在します。
〇〇○○ミッキーマウス・プラティと呼ばれる尾びれの付け根にミッキーマウスのような模様がある個体も人気です。
色んなカラーで何種類も存在しているのでミッキーファンならずともおすすめ!
初心者の方には繁殖は難しいかもしれませんが、ミッキーの模様が入った可愛いプラティを買って
水槽で泳いでいる姿を毎日眺めて喜んでいるのも良いですよね。
第7位 オトシンクルス
オトシンクルスは派手なカラーで私達の目を楽しませてくれるわけではありません。
水槽や水草表面などのコケ取り魚として有名な魚です。
でも、画像を見て分かるようになんとも愛くるしい姿をしたお魚。。。
たまにしか動かないのですが、その姿がまた可愛い!
飼いやすさのポイント
水温や水質
水温は20~28℃と幅広く対応できて、水質は弱酸性~中性を好みます。
しかし、水質や水温の変化にデリケートな部分もあるので気を配りましょう。
気性
性質は温和です。
混泳は小型で温和な種であれば問題ありませんが、中型以上の魚には食べられる危険性があります。
体長
体長は最大となって5cmくらいでしょう。
こんな所がおすすめ!
きらびやかに泳ぐ熱帯魚の姿はとても素敵ですが、まったりとした愛嬌のある熱帯魚って興味ありますよね?
犬に例えるならネオンテトラがチワワ、エンゼルフィッシュがプードル、オトシンクルスがパグやフレンチブルドッグって感じでしょうか。
その姿に思わず笑みが溢れる。そんな可愛さがある魚です。
水槽内をしっかりお掃除してくれる利口な子なんですよ!
第8位 コリドラス
水槽内でチョコチョコと泳ぐ姿が可愛らしいコリドラス。
ほとんど砂底にいて水中を泳ぐことはありません。
この習性から他の魚の食べ残しの餌などを処理する砂底を掃除してもらう役割もあります。
飼いやすさのポイント
水温や水質
水温は22~25℃とある程度限定されます。水質は弱酸性~中性を好みます。
気性
性質は温和なので混泳は問題ありませんが、中型以上の魚はおとなしい個体を選びましょう。
体長
体長は最大となって6cmくらいでしょう。
こんな所がおすすめ!
水中を華麗に泳ぐ魚もいれば砂底で生活する魚もいます。
水槽内でもそんな空間バランスがあると良いですよね。
下の世界はコリドラスにお任せしましょう。
皆さんが面倒に思うお掃除を助けてくれる頑張り屋さんです。
よく見ると・・・ ま~ま~可愛いです(汗)
第9位 プレコ
なんとも言えないユニークな外見が可愛いプレコ。
見た目で分かるかと思いますが、ナマズの一種ですね。
コケを食べてくれることからコケ取りとしても高い効果を発揮するお掃除屋さんです。
写真の種類は”ミニブッシープレコ”で最大でも15cmくらいですが、大きくなる品種は40~50cmになるので注意!
飼いやすさのポイント
温や水質
水温は20~28℃と幅広く対応できて、水質は弱酸性~中性を好みます。
気性
性質は温和なので混泳は問題ありませんが、中型以上の魚はおとなしい個体を選びましょう。
体長
体長は最大となって15cmくらいでしょう。(ミニブッシープレコの場合)
こんな所がおすすめ!
プレコはコケ取り名手。大型の掃除機とでも思って下さい。
有名な品種ではセルフィンプレコですが、大きくなるので通常の水槽で飼うならミニブッシープレコがおすすめ。
でも、前景などに使う水草を抜き取ってしまう恐れがあるので投入する環境やタイミングには注意しましょう。
”グタ~”っとしてる姿。可愛いですよね。
第10位 アベニーパファー
アベニーパファーは見た目どおりの”フグ”です。
でも、とても小さくて可愛らしくて、見ていてなぜか心が和むんですよ~。
何か水中の”ハチドリ”って感じで、フワフワしていたかと思ったらスッと動く感じ。
小型の貝類を食べてくれるお掃除屋さんでもあります。
飼いやすさのポイント
水温や水質
水温は22~25℃とある程度限定されます。水質は弱酸性~弱アルカリ性を好みます。
気性
フグの仲間では温和な方ですが、他の魚に噛み付くことがあるので単独飼育が理想です。
生餌で水質が濁る可能性もあり、混泳は避けたほうが無難です。
体長
体長は最大となっても3cmくらいでしょう。
こんな所がおすすめ!
水中をフワフワしていてとても可愛い!
迷惑な小型の貝類を食べてくれるのは有り難いのですが、混泳させると喧嘩するし、生餌で水質が濁るし・・・
アベニーパファーは単独で飼育するべきですね。
派手さや綺麗さはありませんが、泳いでいる姿が可愛い!
泳いでいると言うよりは、水中に浮かんでいるって感じですけどね。
30cmくらいの小型水槽で単独に飼って楽しむのがおすすめ。
熱帯魚の混泳 おすすめの組み合わせ
◎ネオンテトラ+オトシンクルス
お互いに水温は20~28℃と幅広く対応できて、水質は弱酸性~中性を好みます。
ネオンテトラが華やかに水中を泳いで、地味な見た目のオトシンクルスがせっせと水槽のお掃除。
水草の前景、中景、後景や、流木や岩を好みに配置して良いアクアリウムが完成しそうです。
45cm~60cmの家庭でも置きやすい水槽におすすめ。
◎アフリカン・ランプアイ+コリドラス
アフリカン・ランプアイは水温23~27℃、コリドラスは水温22~25℃。
お互いに水質は弱酸性~中性を好みます。
青い目がキレイなアフリカン・ランプアイですが派手ではありません。
コリドラスはちょこちょこ動いたりして目立つので、この2つの相性は良いと思います。
水草の前景、中景、後景や、流木や岩を好みに配置して良いアクアリウムが完成しそうです。
45cm~60cmの家庭でも置きやすい水槽におすすめ。