ラグビーで反則退場になるってことある?
ラグビーの試合では常に激しいぶつかり合いをしているので、何が反則で何が退場となるのかその基準って全く分かりません。
殴ったり蹴ったりしない限りは退場させられることなんか無いのでは? と思うのですが・・・
あからさまに殴ったり蹴ったりすれば問答無用で一発レッドカード。退場となります。
その他にも審判に暴言を吐いた場合などはスポーツマンとしてあまりにもひどい振る舞いとしてレッドカードで退場ってことも。
ここまでは常識的に考えて分かりますが、その他にも退場になる場合が。
ラグビーで退場となるのはこんな時!
スポーツにはルールが有り、それを守らなかった選手には罰則や注意が与えられます。
軽いものは、野球であればボークだったり守備妨害や打撃妨害など。サッカーであればオフサイドやハンドなど。
馴染みの深いスポーツなので皆さんも知っていることでしょう。
その場合は敵に有利となる状況でゲームは再開となります。
ラグビーの場合はノックオンとかスローフォワードとかノットリリースザボールとかでしょうか。
ノックオンとは前(敵陣の方向)にボールを落としてしまった場合、スローフォワードとは自分より前の選手にボールをパスしてしまった場合、ノットリリースザボールとは倒されてからもボールを離さなかった場合に受ける反則です。
この場合も相手ボールとなって試合再開です。
しかし、それ以上の反則に対しては厳重注意として”イエローカード”や”レッドカード”が出され退場となる場合があります。
ラグビーの試合で出されるイエローカードって?
重い反則となるとイエローカードが出されます。
この場合はイエローカードをもらった選手は一時的(10分間)ですがその試合に出ることができなくなります。
アイスホッケーで見られるペナルティーボックスのようなものですね。
ラグビーではその処罰のことを「シンビン」と言いますが、
自分のせいで人数の少なくなったチームの不利な戦いを見ていることとなるので、選手の反省を促す意味でも効果的な措置と言えるでしょう。
「Sin(シン)」とは罪や違反、「Bin(ビン)」とは入れ物や置き場を表しているそうです。
イエローカードの対象となるのは、レイトタックル等の危険なプレーや故意的に反則をしたとみなされる場合。あまりにも反則を繰り返した場合。暴力行為などです。
正面からの体当たりであったり、思わず相手に手を出してしまったり、胸から上に手を回して捕まえたり、プロレス技のライアットを食らわしたりなどなど。
はずみで出てしまったことなのですが、ちょっと間違うと危険なプレーと言えますね。
アメフトと違い防具の無いコンタクトスポーツなので、危険なプレーにはより厳しい処置をしていかなくてはいけません。
ラグビーの試合で出されるレッドカードって?
イエローカードが同一試合で2度、もしくは同一シーズンの公式戦で累計3度のイエローカードをもらった選手はレッドカードとなり退場処分となります。
この場合はもうその試合には出られません。
退場者を出したチームは人数を欠いたままプレーをしていくこととなります。
また、あまりにも目に余る危険行為には一発レッドカードもあります。
ボールとは全く関係ない選手にタックルする行為、首から上を狙う行為、タックルで持ち上げて頭から落とす行為。
倒した相手を殴るなんて考えられないことも!
必至でプレーした結果の偶然って場合もありますが、頭に血がのぼって起こす悪質な行為は許せないですよね。
殴るのは完全にアウト! としか言いようがありません。
でも、先にご紹介したイエローカードとどこがどう違うのか?
どう見てもレッドカードだろう! ってのも多々ありましたが・・・
ただ、これだけ激しいスポーツなので反則の基準も難しそうではあります。
まとめ
ラグビーで退場となるのはあまりにも危険な行為をした場合の一発レッドカード。
そしてイエローカードが累積した場合となります。
ラグビーは防具無しの生身の身体と身体がぶつかり合うスポーツですから、それだけに危険なプレーは厳しく罰しなければいけません。
ただ、選手達もそれをしっかり自覚しているのでイエローカードやレッドカードが出される場面はそれほど多くはありません。
よく知らずに見ていると、ただ掴みかかったりぶつかったりする凶暴な人達にも見えますが、
ラガーマンはあくまでもルールを守って戦うスポーツマンシップを持った紳士が多いんですよ!